10年くらい前(2010年)は卓上ライトや適当な布越しに撮影をしてたりしましたが、8年くらい前(2012年)には簡単に1分で撮影キットを展開出来る『フォトラ』が発売され、少々高いものの飛びつきました。
小物ガジェットをキレイに撮影出来るキット「フォトラ」
とても良い商品ですが、撮影範囲が狭いので「小物ガジェット」しか撮れず、10インチ越えのノートパソコンや、背の高い棒立ちなフィギュアなどは光源の画角に収まらず結構苦労しました(´・ω・`)ゝ
そこから数年経つと「比較的安価」で「LED」かつ「ボックスタイプ」の中華メーカー製な撮影ボックスが幾つか出始めますが、どれがアタリでどれがハズレか悩みどころでした(笑
そんな中、日本のサンワダイレクトが販売し始めたのですぐに飛びつき購入。
とても良く出来た製品でフォトラより早く撮影を開始出来るスグレモノです(笑
ただ、明るさが1600ルーメンで やや暗めで、LEDが若干青寄りで、かつチラ着きます(撮影に影響が出るほどではないです)
そこで小型のLED蛍光灯を2発、前面に足す形でここ数年は運用してました。
1600ルーメン+400ルーメン×2=2400ルーメンですね。
ただ、ボックス付属のLEDと後付けしてるLEDで色温度が若干異なるので、フィギュアなど多彩な色味のモノは撮影時に色ズレする事が多々ありました(笑
あと、フォトラよりも撮影面積は増えたものの、15インチくらいのノートパソコンや、やや大きめのガジェットやフィギュアの箱はボックス内の画角に入らず撮影出来ないと言う問題もありました。
そこで
・既存の40cmより大きく
・明るい
・光源が高演色
と言う感じの条件で探しに探し、SAMTIAN製の60cmタイプの撮影ボックスを購入しましたヽ( ^ω^)ノ
箱。500mlのペットボトルを置きましたが60cmタイプと言う事でデカいですね!
実際の商品
取っ手が付いてるので持ち運びやすいです。
ACアダプター、電源コード、LEDの分岐と光量を調節できるケーブルに、簡易説明書が付いてます。
実際に組み立てた所。
あまりにデカいのでベッドシーツを2枚敷いて撮影しましたが、それでも周辺の小物が映り込んでしまったのでPhotoshopで適当に消えて貰いました(笑
背景紙が付いてきます。紙ではなく樹脂製なのでヨゴレ・水に強いです。
中央で軽くU字に折り返して、その中に商品本体がある感じでしたので、「折れ対策」はされてます。
キツく巻いてないので戻しも比較的楽でした。
幅60cmのシートが6枚は結構 嵩張ります(笑
とりあえずハンガーの間に挟んだらとても丁度良かったので皆さんには強くお勧めしますw
商品の要ともいえる「高演色LED」
色温度5500k、明るさ3400ルーメンのLEDバーが2本なので最大で6800ルーメンの超高輝度を放ちます。
明るさはアナログ的に調節できるので最小でもキレイに撮影できます。(最大は正直眩しすぎるw)
また、本品の特徴として高演色 CRI 95以上のLEDを採用してるので発色がとても良く、ピッタリの色が捉えられます。
※演色評価数(CRI)とは太陽光で見た際の色の美しさを「100」として、どの程度再現出来てる製品化を示す指標です。 LEDのシーリングライトでも演色性(Ra)で示されてて数字としてはCRIと同様です。
画像出典: 東芝ライテック:LEDシーリングライト
高演色性とは:https://unipole.co.jp/business/b575.html
実際にLEDバーを設置するとこんな感じです。
両端に引っ掛ける部分があるので、好きな場所に移動できます。
バーは何段階かの角度調節機能があるので真下ではなく斜めに(被写体に)向ける事が可能です。
背景紙は上部と下部のスリットに入れて固定しますが、紙の重みで落ちて来ます(笑
100均などにも売ってる「マジックテープ」を活用すると良いです。
あと、写真に撮り忘れましたが光沢のあるものを撮影する時に光源(LED)が映り込みにくくする布製の「ディフューザー」も付属しています。
とても明るいLEDを搭載してるのでディフューザーを付けても暗くならないです(笑
ちなみに60cmタイプに40cmタイプを入れると「あれれ…こんなに小さかったっけ…!?」となります(笑
違うんです、60cmが思った以上にデカいのです(ノ∀`)
小学校低学年なら体育座りで入っても余白が出来るくらいの大きさ、成人でも余白できないけど入れるくらいの大きさです。
手前のフタは二段階構造で下の写真のように大きく開く部分と、その上にカメラの穴用が3つ付いてるものがあります。
実際の撮影比較(現像済)
左が以前のサンワ製40cm、右が今回の60cm高鮮度LEDタイプ。
背景の奥まで光が通っているのが分かると思います。
光源の色が良いので現像(色補正)もかなり楽でした。
フィギュアの詳細はコチラ
狼と香辛料『ホロ』豊穣の林檎verのしっぽがモフモフな件。
《追加作例》
今回、より大きなものを撮影しやすいように、そして机の上に乗るサイズとして60cmを購入しましたが(幅120cmの机の奥行きが60cmなので80cmはさすがに要らないなと言う判断で60cmを購入してます)思った以上に大きく、展開するのに結構時間を要します。
今までの40cmは1分もあれば撮影を始められますが、60cmでは数分を要します。
(大きい分、細かい微調整をしないとうまく設置できないので)
また、真夏のエアコンの効いてない部屋で展開しようものなら、ちょっと汗をかく感じの労働です(笑
なので、普段使いとしては今までの40cmボックスの上部に60cmで購入したLEDバーを設置して使い、大物撮影の時は、60cmボックスを展開する使い方になると思います。
使わないときはこんな感じで畳めるので便利。
尚、背景紙は上でオススメしたハンガーに挟んでおく方法の他に、「ポスターケース」に入れるものアリです。
通常1本2000円前後から売ってますが、ダイソーだと1本300円(ただし強度が弱め)なのでそちらがおすすめです(笑
ダイソーはこれを販売してることを研究機関にもっとアッピールしてくれえええ😭(3000円でアマゾンで購入済) pic.twitter.com/ewfp0Yko3a
— ひとみ@呼吸器内科医&睡眠医療医 (@ida_hitomi) 2019年11月9日
また、ポスターケース1本に6枚を全部入れるのは巻きが強くなり過ぎて痛むので1本に2枚まで(出来れば1本に1枚)を強くお勧めします。
ポスターケースは伸縮する筒2本で長さを調節できるようになってるので、2本を分けて使えば、1本に2枚入れるとして4枚分は賄えると思います。
最後に。
最近はAmazonで「撮影キット」「撮影ボックス」で探すと沢山の商品が出て来ますが、高鮮度かつ高演色で、明るさを調節できる製品は相当探し込まないとありません。
いろんな製品の仕様やレビューを見た感じではSAMTIAN製が評判も良く(Amazonの撮影ブースランキングで常に上位にありますし)かなりオススメです。
1点だけ注意点としては「小物撮影がメイン」なら40cmタイプで必要十分です。
目安として、サッカーボール程度の大きさまでなら40cm、サッカーボールの1.5倍以上の大きさのものをよく撮るなら60cm以上と言った感じでしょうか。
スマホやタブレット、ゲームソフトやゲーセンのプライズフィギュア単体を撮るなら40cmで十分ですが、メルカリ・ヤフオクなどに出品する際はノートパソコンの箱ごと、ゲーム機の箱ごと撮影する必要があると思うので、そう言う大きさは60cmがオススメです。
(40cmタイプでも付属のLEDバーが高鮮度なのでボックスの外でも「バーと背景紙をうまく設置できれば」それなりに撮れると思います)
手軽にプロのような写真が撮れる撮影キット、1つあるといろいろ捗るのでオススメですよーヽ( ^ω^)ノ
(背景紙を買ってくると色んな表現が出来ます、下記にリンク貼ってます)
購入は(σ`・ω・)σ こちら!!
【おすすめ背景紙】