かわにょぶろぐ

ガジェットとフィギュア中心のレビューブログです。(2014年末より以前の記事は他のSNSで書いてたものを手動で書き写してます🤤)

【備忘録】インクジェットプリンタの「詰め替えインク」を使う際は互換インクの「カートリッジ」と交互に使うと印字品質が長持ち。

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我が家は画質重視でA3対応の6色機「PIXUS iP8730」と普段用のA4複合機「PIXUS TS6030」で使い分けてますが、
(※投稿の時系列が変わってしまったので現在はA4複合機は故障して破棄しました)


【もくじ】


A3機「PIXUS iP8730」は昔からある「BCI-351+350」の6色タイプのインクで、
A4機「PIXUS TS6030」は当時新型の「BCI-371+370」の5色タイプのインクを使います。

両者で互換性がなく、別々に買い揃える必要があり、純正だとかなり割高。
そこで我が家では「互換インク」を多用します。

互換インクはAmazonで検索するとたくさんのメーカーが出ますが、安いものは100均レベルの価格の中国メーカーのものもあり、実際に購入したこともありますが、過去にヘッドが目詰まりして買い替えた事があるので絶対にやめた方が良いです。

■互換インクカートリッジ

個人的にオススメは皆さんもご存じ「エコリカ」
エコリカ キヤノン BCI-351 350 対応 リサイクルインク
エコリカ キヤノン BCI-351 350 対応 リサイクルインク

印刷物も美術印刷を求めなければ純正と大差ないです。

■互換詰め替えインク

そして大量に大きなフルカラー印刷物を刷ってると互換インクでもランニングコストが気になって来ます。

そこで便利なのが「詰め替えインク」

「互換インク」程ではありませんが「詰め替えインク」も色んなメーカーから発売されてます。

昔から使っているのは「エレコムの詰め替えインク」
エレコム 詰め替えインク THC-351350SET5
エレコム 詰め替えインク THC-351350SET5
自社製造との事で品質は安定しています。

■インクの寿命(使い切り期限)

ただ、長年使用して気づいたのが「5回分」を一般家庭で消費しきるには、昔のように年賀状を刷るような使い方をしないなら、恐らく2~3年は掛かると思います。
そしてインクはナマモノなので、購入後(開封後)だいたい1年くらいで消費しないと品質が落ちていくようです。

インクカートリッジ自体の中にも劣化したインクが残っているので買い替える必要があります。

なので、我が家ではエコリカ購入>詰め替えの際に箱にマジックで日付を書いておき、詰め替えの残りがたくさんあっても目安1年で互換インク(エコリカ)を買い替え、インクが無くなって来た頃合いに「詰め替えインク」を買うようなサイクルにしてます。

■他の型版の詰め替えインクでも流用可能

詰め替えインクは「BCI-351+350用」を購入してますが、実は「BCI-371+370」のカートリッジに詰め替えても著しい色味の変化は感じませんでしたので流用が可能です。
(6色機で写真印刷だと変化があるカモですが5色機だと違いは感じません)

A3機「PIXUS iP8730」の「BCI-351+350」カートリッジに他型番の「BCI-371+370」用の詰め替えインクを詰めても問題ないのです。

あと「詰め替えインク」は各社が他社製インク使用時に残量検知が出来ないように対策(いやがらせ)をしてますが「インクリセッター」と言う製品を利用すれば残量をリセット出来るので互換インクに詰め替えても純正同様に利用できます。
エレコム BCI-350/351対応 詰め替えインクリセッターただ、最新型の「インクリセッター」は すぐには発売されません。
(リセッターは国内メーカーだと「エレコム」が発売しますが新機種のは数年発売されず中国メーカーが出すので、もしかしたらプリンタメーカーに配慮をしているのカモですね)

新型を買う際、インク型番を調べて「リセッター」が世の中にない場合は、1世代型落ちを狙うのもアリだと思います。
(正直ここ10年以上、新型が出ても画質の変化はないです)

【追記】過去記事でも触れましたが「BCI-380(2019年モデル)」以降のインクカートリッジは「リセッター」が使えないICチップの新採用により「詰め替え互換インク」による残量検知が使えなくなりましたのでご注意下さい。

⬇ここでも触れてます⬇

EPSONの実売7000円を切る激安複合機「EW-052A」を購入。実際に印刷して速度や画質を比較してみた。

■メンテナンス

あと、我が家では詰め替えの際にヘッドを取り外し、ヘッド部分をアルコールウェットティッシュで拭き取り、こびり付いたインクを拭き取るようにしてます。

暫く使ってないとインクがこびり付いてうまく印刷出来ずヘッドクリーニングで大量のインクを消費なんて事がありますが、キレイに拭き取った後なら通常のクリーニング1回で十分ヘッドにインクが行き渡ります。

※高濃度のアルコールでメンテナンスしないで下さい、ヘッドが傷む恐れがあります。
※ネット検索するとヘッドを丸ごと湯煎してインクを溶かす荒業がありますがヘッドが破損したのでやめて下さい。

インクの廃トナーボックスも多めのティッシュを押し当てて少しでも廃インクがあふれない様にしてますが、こちらはたぶん気休めです(^^
(廃インクに流れたであろう量を計算して自動でプリンターが動かなくなるようにプログラムされてるそうです)

■印刷品質と寒さ

インクカートリッジ交換時によくある事なのですが、新品を取り付けて20~30分は色味が安定しません。

これは取り付けてインクが沈殿するまでしばらく掛かるからなので、取り付けてヘッド位置調整&テストプリント後は暫く経ってから印刷して下さい。

また、冬場は刷り始めに色が薄くなったり、連続印刷で横スジが入り易くなります(特にA3機などの大型)

気温が低いとヘッドにインクが下りてくる速度より印刷の方が速いためスジが入り易い傾向なので、A3などの印刷物では連続印刷をせず、1枚ごとにジョブを流して、印刷後20~30秒経つと簡易クリーニングが始まるのでその後に印刷ジョブを流してください。
そうするとインクが充当されてキレイに仕上がります。

【要点】

・インクは生モノなので1年以内に使い切ろう(画質が下がる&ヘッドが詰まり易くなる)

・4~5回分入ってるような詰め替えインクは1年以内に使い切ろう

・純正・互換カートリッジに詰め替える際も内部に古いインクが残るので1年を目安にカートリッジを買い替えよう

・型番は「BCI-350、BCI-360、BCI-370、BCI-380」とあるけど「詰め替えインク」はどれを買っても詰め替え可能
(BCI-380の詰め替えインクをBCI-350のカートリッジに詰め替えても印字品質は変わらない)

互換カートリッジは対応した型番じゃないと認識しないけど、互換インクの中身は恐らく同一の物なので(工場としても別々に作るのはコスト的に考えにくい)手に入り易く安い型番を買うと良いです。

・大判の大量印刷を冬にやる場合は横スジが入り易いので1枚ごとに自動クリーニングを終えてから印刷。


私の知りうる知識の備忘録ですが、皆さんの参考になれば嬉しいです😉

【前回の記事】

プリンターのインクが詰まって故障したので「プリントヘッド」を買い替えてみた。インクジェットプリンターの「インク詰まり」を解消する方法


【参考】

Canonのプリンタが「インク吸収体が満杯に近づきました」とエラーを出し続けるので黙らせてみた MG6130 

Canon MG6330の廃インクエラー解除方法