以前からNゲージ(鉄道模型)の「室内灯を自作」や「街並みをUSB-LEDテープで電飾化」、「12V電源のLEDテープで街並みを電飾化」など、LEDテープを用いた簡単な電子工作をしてますが、“私をNゲージ沼に引き込んだ人”が「船の模型の電飾が光らなくなったので診てくれないか」と言うので診てみる事にしました( ^ω^)
Nゲージ走行会がてら、家まで持って来てもらいましたが、とても精巧に作られてますね。
主曰く「煙突以外はすべて塗装してある」との事なので、本気度が伺えますw
ググったらどうやらこれのようだ。
電飾用のLEDがセットになったプラモキットで「砲弾型LED」を8つ搭載。
専用のプラシートにピンをハの字に乗せて通電テープで固定し直列通電させる機構ですが、幾つかのLEDは既に死んでて、通電テープも粘着が弱いのかうまく機能してなく、非点灯や薄暗いものがいくつか見られる状態でした。
こちらは撮影ボックス内で「点灯」した状態。
周囲が明るいので写真だと分かりにくいですが、船の黒い部分 中央辺りが薄っすらと光ってます。
その状態でこちらは撮影ボックスを「消灯」してカメラをマニュアル設定で撮影したもの。
(実際にはほぼ消灯してる暗さです)
中央以外のLEDは不点灯か薄暗いため認識出来ません。
不点灯のを改善するだけならこの辺の「砲弾型LED」を買って来て交換して付属の通電テープを取り外してLEDを全てはんだ付けすれば改善しますが
主曰く「電球色にして欲しい」と要望が。
ただ「砲弾型LED」には(検索してる範囲では)「電球色」ではなく「黄色」しかないため、彼が求めている色味は再現できなそうな感じなので、5Vタイプの「テープLED」に交換してみました。
Amazonで「テープLED 5V」で検索すると沢山の中華製品が出て来ますが、品質がピンキリかつ「5V」で検索してるのに「12V」も沢山出て来るので検索制度が宜しくないです(笑
なので上のように国内の会社が輸入して製品化してるものを選ぶとよいでしょう。
色温度は電球色の「3000K」の他に昼光色の「6000K」や、長さやリモコンの有無など多種多様に選べます。
一番安いのは「50cm」単体で1000円くらい。
リモコン付きは「明るさ」を変えられるので強くお勧めします。差額700円くらい。
LEDテープはLEDチップ3つ間隔でハサミでカット可能なので、写真の通り船体後部の支えの所で一旦カットして配線を半田して後部に繋いでます。
台座底に配線を潜らせたら電池ボックスと、USB電源でも光らせられるようにUSBケーブルを半田で繋ぎ合わせて収縮チューブで保護。
■電池駆動の際の電力不足問題
付属の電池ボックスは1.5V×2で3Vまでなので、5VのテープLEDでは電力不足です。
そこで単4サイズ×3個(1.5V×3=4.5V)の電池ボックスを購入。
電池ボックスを交換して半田付け。スイッチ部分はだいぶ脆くなっていたのでホットボンドでケーブルが動かないように固定。
台座底にケーブルを全て収納するため、わしゃわしゃしてたケーブルを全てホットボンドで固定。
USB端子を使わない時は電池ボックス内に収納出来ました。
■LEDの粒粒問題
LEDで電飾すると粒が目立つ事があり「Nゲージの街並みを電飾化」した際にそれは把握してたので改善方法として拡散版(ディフューザー)をプラ版で制作。
点灯するとこのようになり粒感が目立ちますが、
拡散板(ディフューザー)を取り付けると柔らかくなります。
拡散板(ディフューザー)ナシだとこのように一部が目立ちますが、
拡散版(ディフューザー)アリだとこのように均一に光ります。
\改めて完成!!/
\消灯!!/
動画。
とても良い感じですね🤩
動画ではUSB電源で途中からリモコンから調光して明るさを調節してる所が見れます。
Nゲージで培ったプチ電子工作が意外な所で役立ちました。
皆さんも手持ちのプラモ、どんどん光らせましょう😇👍