まえがき
Nゲージの「鉄道コレクション」というシリーズはマニアックな車両をリリースしてくれる有り難いブランドではありますが、基本的に「ディスプレイモデル」で、「とりあえず走らせられるようにしてやるよ」というスタンスのキットが同ブランドからリリースされてます。
動力ユニットが3000円、前後車の車輪をプラ製から金属製に変えるキットが1000円で計4000円追加で掛かるので、ヘタをするとKATOやTOMIXの「基本セット」より割高になる上に動力ユニットのモーターや金属部品が車両の窓部分から丸見えで雰囲気ブチ壊しです。
そして、カプラーが雑な作りなのでよく連結が外れます(笑
そんな頭を抱える鉄コレ、まずは室内灯を装備すべく調べると、鉄コレ関連の室内灯やヘッドライトの悩みを解決してくれるイムズワークスと言うメーカーの製品があり、玄人でない限りは何も考えずコチラの製品を購入するのを強くお勧めしますが、今回は「余ってる純正室内灯を使いまわしたい」と言うコンセプトの元、集電周りは自作しました。
鉄コレに室内灯を搭載する方法。自作も純正も設置出来ます。
その部品を買いに行ったお店で たまたま「鉄コレ動力すっきり改造キット」と言う商品を見つけて衝動買いして即改造してみたものの、
鉄コレの動力をスリム化する「動力すっきり改造キット」を試す。
想像していたものとはかけ離れた残念なものに仕上がって暫く心が折れてました(´・ω・`)
本題
いろいろ調べているとグリーンマックスから発売されている「コアレスモーター動力ユニット」と言うシリーズの製品が鉄コレで使いまわせるという情報を得たので早速購入して来ましたヽ( ^ω^)ノ
「横浜市営地下鉄1000系」は18m級の鉄コレ動力車だったので近い長さの「18.5m級」をセレクト。
本来はグリーンマックスのNゲージ用に売られている動力車ですが、鉄コレも意識しているのか、汎用性が高めです。
底面
KATOやTOMIXの動力車に比べると華奢な作りをしています。
特にモーターの動力を車輪に伝える部品は外に露出しているので何かの拍子に折らないか心配。
「グリーンマックス コアレスモーター動力ユニット」と「鉄コレ動力すっきり改造キット」の比較。
若干「動力すっきり改造キット」の方が低いですが、シャフトが露出しているので実質同じだと思います。
TOMIXの動力車と「グリーンマックス コアレスモーター動力ユニット」の比較
ほぼ同じ高さですね。
鉄コレでの導入にあたりボディの窓ガラス下にある「ボディと動力車を固定するツメ」が干渉するのでカットします。
カットするとボディがはまるようになります。
ただし「固定するツメ」をカットしてしまっているので動力車にボディが乗ってるだけ(ブカブカ)になります。
そこで動力車の側面にマスキングテープを細くカットしたものを片面辺り4~6重に重ねたものを貼り付けます。
あと、室内灯は画像の金属板の所に集電バネが挟まるのでピンセット等でねじ込みます。
集電バネと反対側は室内灯が下がってしまうので透明のプラ板や弁当のフタなどで三角状のものを作成し両面テープで固定して高さを確保します。
ボディを被せるとこのようになり、集電バネの+-が接触しかねないので、バネの片方はマスキングテープなどで保護します。
(通電中に+-が触れると高温になりボディが溶けたり最悪、発火します)
バネ位置は幌の隙間からピンセットで調整すると良いです。
マスキングテープの厚みで多少ボディが膨らむので、
・手で持って動力車が落ちない
・許容できるボディの膨らみ
を自分が許容出来る範囲になるようにマスキングテープの厚みを調整します。
動力車とそれ以外で車高が変わる場合があります。
動力車の先端のツメをカットすると「18.5m級」が「18m級」の長さになるのでカットして見て下さい。
車輪手前の三角状の3つ穴は鉄コレの部品をそのまま嵌めこめますが、やや硬いので穴を広げるか鉄コレ部品の接続部を削るかカットして両面テープで固定して下さい。
実際の走行レビューは次回の記事「ライトユニット」と一緒に公開しますのでお楽しみに。