Nゲージを始めて数か月の頃、綿棒で1つ1つ車輪のスパーク汚れをクリーニングするのに骨が折れてて、ある時、tamtamの店員さんに良いメンテナンス方法は無いか尋ねた所、先輩から代々受け継がれているクリーニング方法があると言う事で教えて頂きました。
動力車に関しては店頭でササッとクリーニングして動作確認すると言う手前、
津川洋行の「ホイルクリーナー スーパー(12502)」が良いと言う事でしたが、
湿式でシッカリとクリーニングするならと、以下の方法を教えてくれました。
(昔からやられている方は意外とご存じカモ知れません)
用意するものは以下の通り。
・クリーニング対象の車両
・直線線路(車両3つ分以上の長さを確保)
・リレーラー
・レールクリーナー
・パワーパック(動力車をクリーニングする場合のみ)
・キムワイプ
ここで用意しているのは「一番安いキムワイプ(S-200)」です。
「キムワイプ」と言うのは主に研究・工場・病院などで愛用されている毛羽立ちや紙粉が少なく拭き取り時に繊維が残りにくく水分や油分を素早く拭き取れるキッチンペーパーに近いものです。
水分を含んでもティッシュのように破れにくく、紙粉もないので精密機械の拭き取りに便利です。
まずはキムワイプを半分に折り、2重にします。
次にキムワイプでレールを包み込みます。
ピッタリ包み込めたらキムワイプにレールクリーナーを浸します。
(浸すとレールクリーナーが下にも染みるので濡れても大丈夫な場所でやって下さい)
※レールクリーナーは気化が早いので手の甲や腹で湿り具合を確認しながら足してあげて下さい。目安としては3~5両ごとにクリーナーを浸してます。
■トレーラー車の場合
リレーラーを置き、トレーラー車をレールに送ります。
電車を指で軽く押して左右に動かし、レールクリーナーが染み込んだキムワイプに車輪を擦り当てます。
■動力車の場合
動力車の場合はトレーラー車と同じようにリレーラーで電車を線路に送り、片方の車輪をキムワイプがない線路に触れさせます。
TOMIXはトラクションタイヤ(ゴム)が内側についてますが、KATOは外側の場合があるのでその場合は2輪とも線路に触れさせて下さい。
パワーパックの電源を入れ、電車の右側を指で押さえ、進行方向右に進ませるとレールクリーナーが染み込んだキムワイプの上で車輪が空転してヨゴレを拭き取ります。
5秒~10秒(好み)空転させたら電車を反対向きにして反対側の車輪もクリーニングします。
※片輪で通電がうまく行かない場合は交互にやっていくと徐々に通電するようになると思います。どうしても通電しない場合は文末に記載の次回の記事をチェックして下さい。
■汚れ具合
こちらが「レンタルレイアウトで30分ほど走らせた動力車1両」をクリーニングしたヨゴレです。
こちらは「レンタルレイアウトで30分ほど走らせた10両分くらいのトレーラー車」をクリーニングしたヨゴレです。
結構汚れているものですね。
※いずれもレンタルレイアウト走行前にクリーニングカーでレイアウト上のホコリ吸引をしてます。
■動画でまとめ
これらを動画にまとめたものはコチラ。
youtu.be
1両辺り5秒~10秒ほどで完了するので劇的な速さで車輪のクリーニングが終わるので是非ご友人にも教えてあげて下さいね😉
次回はこの方法でも室内灯のチラつきが改善しない&動力車が不安定な動きをする場合の掃除方法を書きますね。
《前回の記事》
【Nゲージ】室内灯のチラつきが酷いのでネットで調べて出て来たクリーニング方法をいろいろ試してみた【鉄道模型】
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