先週レビューしたLenovoの激安高性能スリムPC、LenovoのスリムPC「ThinkCentre M75q-1 Tiny」が「Core i7」並に高性能なのに鬼コスパ(激安)でヤバイ件。
付属のACアダプターを倍の容量のものに替えると更に高性能になると言う情報を得たので買ってみましたヽ( ^ω^)ノ
裏面
本体、65wアダプターと比較。
65wアダプターと比べると高さは同じですが面積的には1.5倍程度大きくなってます。
このアダプター、定価が6600円で常時クーポン割引で5000円弱で買えますが、
実は「メルマガクーポン」を利用すると3000円ちょっとで買えてしまいます><
- メルマガ割引方法
- 各種ベンチマーク
- エンコード
- 冷却ファンの騒音値
- 何故PCアダプターを替えると速度が上がるのか
- 高負荷環境ではACアダプター買い替えのすゝめ
- 空きメモリを増やす方法
- さらに加速させる方法
- まとめ
メルマガ割引方法
Lenovoのサイトにログインするとメニューバーに「メルマガ登録」と言うボタンがあるので登録しておきます。
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週に何度かクーポンのメールが来ますが、その中に「周辺機器がメール限定の特別価格」のようなメルマガが届きます。
そのメルマガの下の方に「ACアダプターが割引」と言う内容のクーポンが書かれてるので、「クーポン番号」をコピペ(メモ)してから、「130w ACアダプター」のページにアクセスします。
※このブログをブクマしておくと便利です※
「ThinkCentre 135W ACアダプター」 |
メルマガの一覧には「130wアダプター」の記載がないので、「130w ACアダプター」のページにアクセスしてクーポン割引を適用させる感じです。
クーポン番号を入力する欄にコピペしといたクーポンを貼り付ければ適用され、下記のように割り引かれます。
各種ベンチマーク
まずは前回と同じ条件で「ACアダプター」を替えた環境での結果。
Windows エクスペリエンス インデックス(WIN SCORE SHARE)
数値上は全く変わりませんでした。
PCMark 10
総合スコア「4079」から「4084」へ。恐らく誤差でしょう。
詳細はコチラ。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準画質、1280x720、フルスクリーン
スコアが12850から13151へ上昇。
FINAL FANTASY XV (FF15) ベンチマーク
標準画質、1280x720、フルスクリーン
スコアが1988から2251へ上昇し「動作困難」から「重い」に変化。
次に、「フルHD環境」でも計測してみました。
(本機は普段小さいテレビに挿してるからハーフHDの1360x768なのです(´・ω・`))
ドラゴンクエストX ベンチマーク(FHD)
標準画質、1920x1080、フルスクリーン
上が65w、下が130wで「65wアダプター」は「7970」、
「130wアダプター」は「8809」でスコアが上昇。
消費電力はどちらでも最大で「60w」前後であまり変わりませんでした。
FINAL FANTASY XV (FF15) ベンチマーク(FHD)
標準画質、1920x1080、フルスクリーン
「65wアダプター」は「1227」、「130wアダプター」は「1442」でスコアが上昇。
動きとしては1280x720の時は24fps~30fpsな感じですが、1920x1080では15fpsくらいのカクカク感があります。
消費電力は「65wアダプター」ではアダプターの限界に近い「62w」近くまで上がる事もあり、「130wアダプター」では73w近くまで上がる事がありました。
「130w ACアダプター」変更でCPUの速度はそこまで向上しませんが、CPU内臓GPU(グラフィック)性能が上がるので3Dゲーム系は処理がスムーズになる傾向ですね。
エンコード
前回の記事同様に全く同じソースでエンコード。
「65wアダプター」では20分ほどでしたが、
「130wアダプター」では19分を切る感じでした。
また、「65wアダプター」ですと2つ同時にエンコードをした場合、1つ辺りが35%くらいの処理速度に落ちて並列エンコードをする感じでしたが(全体として70%くらい)、「130wアダプター」の場合は1つ辺りが40%(全体として80%くらい)くらいの処理速度で並列エンコードをしてる感じがありました。
尚「130wアダプター」使用時に4つ同時エンコードを試した所、最後の1つがエンコードを始める前にCPU全体が10%以下の処理速度になり「異常終了」しました(笑
無理させんなって話ですね\(^o^)/
2つ同時並列エンコード時のCPU負荷
エンコード時の消費電力は「65w ACアダプター」は50w前後、「130w ACアダプター」は60w前後でした。
ちなみにアイドル時は「8w」でした。
エンコードのようなCPUゴリゴリ系の処理はACアダプター変更の恩恵はあまりないですが、FF15やDQ同様「65w ACアダプター」だと負荷が高すぎて異常発熱するので安定・余裕を持たせるという意味では恩恵があると思います。
冷却ファンの騒音値
起動からエンコード中の騒音値です。
この動画では意図的に「うるさくなるように」してます。
通常使用では「ほぼ無音」なPCです。
屋内騒音値:31.5db
~0:07 電源投入時に最大速度で数秒ファンが回ります。56.5db
0:13~ アイドル時の騒音値は屋内の騒音値と変わらず31.5db~です。
1:00~ エンコード中 中負荷から高負荷に 36db~(65度未満)
1:26~ 高負荷。CPU温度が70度を超えるとファンの回転が一段階上がります。50db~
2:15~ 最大負荷 CPU温度が75度を超えるとファンの回転が更に一段階上がります。56.8db
※CPU温度は「Core Temp」で計測してます。
「3Dゲーム」や「エンコード」などをしなければ、ほぼ無音です。
前記事にも書きましたがファンの音が気になる場合は「CPU処理速度」を意図的に下げればCPU温度が65度程度までに抑えられるので「耳をすませば風切り音がする程度」になります。
何故PCアダプターを替えると速度が上がるのか
このスリムPC自体は「事務仕事やネットサーフィン、Youtubeなどの動画を見るのに申し分ないスペック」ですが、3Dゲームやエンコードと言った用途は想定されてません。
なので、そこまで出力のないACアダプターを採用されています。
(とは言っても65wはモバイルとして考えるならかなり大容量ですが)
しかし搭載されている高性能CPU「Ryzen 5 PRO 3400GE」は65wの出力では性能を出し切れないので「ACアダプターを大容量のものに替えると性能が向上する」と言った感じです。
ただし、「スリムPC」なのであまり負荷を上げると排熱が追い付かず強制的にクロックダウンしてしまうと言った側面もあるので、一長一短な所もあります(^^;
高負荷環境ではACアダプター買い替えのすゝめ
上記のワットチェッカーの消費電力の通り、3DゲームやエンコードなどではACアダプターの出力限界まで出し切ってる感じです。
既に「Lenovo ThinkCentre M75q-1 Tiny」をお持ちの方はお気づきかと思いますが、高負荷で暫く使っているとACアダプターが異様に熱くなってますよね。
パソコンの電源などは「使用する消費電力よりも余裕を持った出力が出来る電源を買うのが一般的」で、ギリギリの容量だと不安定になったり(本機ではCPU速度を落とします)高温で電源(ACアダプター)が壊れてしまいます。
しかし「130w ACアダプター」ではエコワットで計測した範囲では半分程度の余裕があるので全然熱くならず、長期で安定した動作が可能です。
負荷の高いアプリを使うなら買った方が良いです。
空きメモリを増やす方法
本機は搭載しているメモリから「グラフィックメモリ」を「2GB」利用するので、購入時に「8GB」を選んだ場合は残り「6GB」が実際に扱えるメモリ容量となり、起動直後、OSで2GB使われてるので残り「4GB」となります。
※OSクリーンインストール時の空きなので実際にはもっと少ないです。
3Dゲームなどの「グラフィックメモリ」を使用しないアプリをたくさん起動したい場合は、「BIOS」から「VideoSetUp」に行き「Auto」となっている割り当てを例えば「256MB」に変更した場合は、
およそ「6GB」が空けられます。
事務作業で大きなファイルを扱う場合やサーバ用途などではこれらは有効だと思いますので、「メモリを増設せずにやりくりしたい」場合は試してみて下さい。
さらに加速させる方法
上にも書いたように本機はグラフィックメモリとして「最低2GB」を利用するため、「8GBメモリ搭載」の場合、残りの空きメモリは最大でも「4GB」となります。
「FINAL FANTASY XV (FF15)」のようなグラフィックメモリを大量に使うゲームの場合は「4GB」だと足りないため、どうしてもゲームが重くなってしまいます。
「メモリーの増設」をすると「グラフィックのメモリー領域」が増えるので、多少快適に動くようになります。
購入時に「8GB」をセレクトしている場合は「空きメモリスロット」が1つあるので、もう「8GB」足す事が可能です。(合計16GB)
※購入時に「デュアルチャンネル8GB」を選択している場合は「4GB+4GB構成」なので搭載されてるメモリを取り外す必要が出て来ます。
搭載されているメモリーはノートPC用(SO-DIMM)の「PC4-21300 (DDR4-2666)」と言う規格のメモリーなので、8GB 1枚なら4000円ちょっとで購入可能です。
Amazonで売れ筋になってるのはSSDでも人気のCrucial製ですね。
お値段だとTranscendがお買い得。
大丈夫だとは思いますがパソコンは稀に「相性問題」を引き起こすので出来れば購入した機種に搭載されているメーカーの同じ規格のメモリで揃えた方が良いです。
「ThinkCentre M75q-1 Tiny」に多く搭載されているのは「SAMSUNG製」「SK hynix製」が多いようです。
「メモリを合計16GB以上」+「ACアダプターを130w」にすると上でも試した「ドラゴンクエストX ベンチマーク」が私の環境では65w「7970」→130w「8809」だったのが、
「130w ACアダプター」+「メモリを増設」した事により「10416」まで上昇した人も居るので試す価値はありそうですね(笑
<ドラクエベンチ比較>
・65w+8GB=8000
・130w+8GB=9000
・130w+16GB=10500
まとめ
本体33000円に、3000円ちょっとのACアダプターと4000円ちょっとのメモリを増設する事により、その辺のローエンド~ミドルエンドのゲーミングPCに引けを取らないようなスペックになるので、買い揃える価値はあると思います(`・ω・´)b
(合計4万円ちょっとのパソコンが昨年買った4倍以上の値段のCore i7ノートより高性能なんですよ…😇)
購入先
「ThinkCentre M75q-1 Tiny」 |
「ThinkCentre 135W ACアダプター」 |