前回、ストラクチャー(ジオラマ)用のPWM対応な調光器を幾つか買い、「ちゃんとPWMに対応した調光器(コントローラー)」を探し当てましたが、
LEDで電飾したジオラマ(ストラクチャー)を動画撮影するとチラつく問題を解決する。
PWM制御が優秀と言う事はNゲージも走行可能なので、「パワーパック 兼 調光器」を今回は制作していきます。
必要なのはこの辺の部品。
まずはPWM対応のコントローラー。
ACアダプターからの入力と照明やモーターへの出力。
次にコントローラーの体を成すために「ボックスケース」
側面の溝をマイナスドライバーでこじれば簡単に開けられます。
そしてNゲージは進行方向が変わるので電力を真逆に切り替えられるスイッチとして「6Pトグルスイッチ」
ACアダプター電力を入力する「DCジャック」
PWMで調整した電力をジオラマのLED側に出力するために「DCプラグ」
持ち手をクルクル回すと取り外して端子側にはんだ付け出来る感じです。
あとはNゲージのDCフィーダーの「メス側」が必要なので「分岐コード」を購入。
《ACアダプターに関して》
電源はプラグサイズが汎用サイズ(外径:5.5mm、内径:2.1mm)の12VのACアダプターなら何でも大丈夫です。
パソコンの外付けCD/DVD/BDドライブや外付け3.5インチHDDケースなどのACアダプターが12Vでプラグサイズも同じなのでそのまま使えます。
以前の記事で紹介した「LEDテープセット」に付属のACアダプターでも大丈夫です。
《切り替えスイッチの図面》
最初、パッケージに書かれてる図面の通り接続したら片方は点灯するけど、もう片方は消灯。
図面よくよく見れば確かにそうだよな(笑)って感じで、スイッチの左右でプラスとマイナスが入れ替わる図面乗せとけよって思いましたw
ネット上で図面を探して近いものを発見し、幾つかのパターンを試みてみました。
無事に点灯して左右に走行出来ました。
最終的な図面はこのようになります。
中央の上下がACアダプターからのプラスとマイナス。
図の赤い箇所(左上と右下)をプラス、
図の青い箇所(左下と右上)をマイナスとしてクロスさせ、出力側にまとめます。
はんだで まとめたものをDCフィーダーと繋いではんだして、収縮チューブで保護・絶縁します。
途中、KATOの端子にも対応させようと思い「3分岐コネクター」を追加購入。
《実際の配線》
実際の配線はこのような感じになりました。
ボックスの穴はかなり適当にドリルで開けて、各端子は瞬間接着剤で固定してます。
コントローラーも固定。
\完成!!/
LED照明側の出力はケーブルがブラブラしてますが、
勝手が悪かったので後日、穴を開けて中に収納しました。
TOMIXのパワーパック「N600」とのサイズ比
圧倒的コンパクト!
PWMコントローラーが2個セットで販売してるので2つ一度に作りました。
(DCフィーダーや分岐コードが2組ありますしね)
なお、「5V→12V昇圧ケーブル」を使うと
モバイルバッテリーで動作するようになるので電源のない所でもNゲージを走行出来るようになります。
恐らく一番難しいのは電動ドリルなどが必要な「ケースに穴を開ける」所なので、工具が用意できるなら是非作ってみて下さいね😉
※線路上で車両などが脱線してショートした場合、モバイルバッテリーの保護回路が働いて給電が止まります。その場合は一度ケーブルを抜いて下さい。抜いても改善しない場合はモバイルバッテリーをいったん「充電」状態にするとリセットされて直ります。