Nゲージで他の方々の線路レイアウトを参考にしようと「Nゲージ レイアウト 線路」のように検索すると、CADで引いたような図面が良く出て来ますが、ホントにCADで引いてる人も居るものの、実際には何かしらの専用ソフトがある気がしたので「Nゲージ レイアウト ソフト」で検索。
<もくじ>
鉄道模型レイアウター
するとTOMIX公式で「鉄道模型レイアウター」と言うソフトをリリースしていますが、最新版が2013年発売で、Amazonでの取り扱いも2019年ごろには終わっている模様。
※TOMIX製品なのでKATOのレールには対応してません。
現在も販売されてるならこれを買いたかったけど売ってないのでフリーウェアを探してみる事に。
Railroader
まず、窓の杜の記事で「Railroader」と言う線路レイアウトソフトを見つけましたが、
鉄道模型の線路レイアウト図を作成できるフリーソフト「Railroader」|窓の杜
公式にアクセスするとサービス終了でソフトも公開を終えてました(´・ω:;.:...
RailModeller
次に見つけたのは「RailModeller」と言うソフトで、パッと見、使いやすそうですが、
https://www.railmodeller.com
ZゲージやH0ゲージに対応し3D表示も可能なMac用 鉄道模型のレイアウトアプリ「RailModeller Pro」の無料版がリリース。
これはMAC専用と言う事でWindowsでは動かない。
「Express」版は無料で50オブジェクトまで扱えます。
apps.apple.com
それ以上の線路を敷く場合は「Pro」版が必要で、こちらは約5000円です。
apps.apple.com
youtu.beyoutu.be
Macユーザーは皆、これを使ってそうですね。
SCARM
次に見つけたのはSCARMと言うソフトで、ググった時によく出て来る図面もこれが多い気がします。
「RailModeller」と同じく、一定数の線路を引けますが多くなるとシェアウェアになり、有料になります。
公式サイト:SCARM - The leading design software for model railroad layouts
公式チュートリアルその1
Nゲージレイアウトプラン(Excelプラグイン)
あと、専用ソフトではないですが、Excelのテンプレートを用いたプラグインで再現している「Nゲージ レイアウト プラン」と言うものもあります。
https://chibatrain.hatenablog.com/entry/2020/05/26/170000
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=11828
全ては網羅してないと思いますが、Excelを使えるならば小規模なものはコレで賄えると思います。
AnyRail
最後に見つけたのは「AnyRail」と言うソフト。
https://www.anyrail.com/ja
公式の謳い文句は「おそらくもっとも使いやすい鉄道模型レイアウトのデザインツール」との事なので、これを使ってみる事に。
使いやすいと言いつつ導入でつまづいたので(笑)使い方動画を探したらすぐ見つかりました。
youtu.be
使い方ですが、まず
初回に起動したらHOME>Languagesを押して、
言語選択で「日本語」を選び、
日本語化します。
次に「レイアウトの詳細設定」を開き、線路を敷きたい机の広さとマス目の大きさを指定します。
ここでは幅90cm×奥行60cm、マス目は1マスが10cmで指定してます。
※サイズ感がおかしい場合は「ファイル」下の「定規アイコン」から単位をcmからmmに変えて下さい。
そしてレールの設定は「線路ライブラリ」からNゲージの「N」を選択し「TOMIX」内の目的のレールを選択(KATOレールの方はKATOを選択して下さい)
するとTOMIXレールの一覧が別ウィンドウで表示されます。
(このウィンドウは切り離すことも可能です)
レール一覧から目的のレールをレイアウトにドラッグ&ドロップするとレールが置かれます。
レール一覧から都度ドラッグ&ドロップでも置けますが、置いたレールを選択してコピー&ペーストで複製も出来ます。
複製したレールを繋げたいレールの端に寄せるとマークが変化するので、そこで離すと、レールが繋がります。
例えば半周作成したレールをコピペして複製レール上にある丸をドラッグすると回転しだすので、
180度くらい回転させれば逆側の半周も作れます。
間に直線を敷いて繋げ合わせれば小判型レイアウトの完成です。
メニューの「3Dビュー」を起動すると、表示が三次元的になり、直感的に確認出来るようになります。
3Dビューではマウスの左ボタン押しっぱなしの上下左右で動かし、ホイールで拡大縮小します。
メニュー右上の道床、まくら木などの部分の「色」を「テクスチャ」に変えると見た目が華やかになります。
背景も無地から「青空」や「曇り空」に変える事も可能です。
あと、作業時は「表示オプション」の「パートコード」をONにしておくとレールの型番が表示されるので分かり易くなります。
高架やトンネルを作成する際はレールを選択し「高さ設定」をします。
ここでは奥の3つを「50」、中央から下寄りを「30」、下に向かって「20」「10」のように設定値を入れてます。
傾斜が急な場合は「滑らか傾斜」を有効にして下さい。
設定後に「3Dビュー」を見るとこのようになります。
奥の方は山の上に線路が敷かれてますね。
このような形で「レイアウトを置きたい机や畳の大きさを指定」して、試し敷きが出来るので「適当にレールを買って来たけど敷けなかった」のような事が無くなるのでとても便利です。
お店に行く前にどのレールが何本必要かも分かるので捗ります。
Nゲージをはじめられたばかりの人は是非、導入して頂きたいソフトです。
《追記》
2023年に冒頭で触れたTOMIX製レイアウトソフト「鉄道模型レイアウター」の最新版が発売されました。
実売で3500円ほどで購入できるのでTOMIXレールでレイアウトを組むなら安価でお勧めです。
■最後に
当ブログでは「Nゲージ」関連の記事をたくさん取り扱っているので「鉄道模型」カテゴリより古い順に見て頂くと、どんどん沼に沈む様子が見れますので是非ご覧下さい😇🙏