以前幾つか購入して惨敗してるチャリ用途のドラレコですが、今回は「リア用」として売られてる小型ドラレコを買ってみました。
通常価格は約5~6000円ですが、高確率で1500円~半額クーポンが適用されるので4~5000円くらいで買えます。
安価ですが、WiFiによるスマホからの制御や、140°の超広角レンズ、WDR、フルHD、衝撃感知・駐車監視・LED信号対応・地デジノイズ対策など、基本性能は抑えてます。
ただし、防水ではないので、バイクなどに取付の際は注意が必要かな。
商品箱
商品自体はコンパクトですが、箱は思った以上にデカいです。
中身一式
箱の大部分はクルマの後ろまで伸ばせる7mもあるロングケーブルです。
本体、台座、microSD 32GB、miniUSBケーブル、シガーソケット、説明書一式です。
説明書は中国メーカーっぽさは皆無で、ちゃんとした日本語で詳細に書かれてます。
サポートの電話番号も市外局番が埼玉なので国内にサポート拠点があるみたいです。
本体は3単電池3本分くらいの大きさです。
台座を使えば360度回転させる事が出来、上下も広範囲に可動します。
バイクや自転車では台座を固定しといて乗車時以外はカンタンに外せるのが良いですね。
本体側面にはminiUSBポートと、上下反転と左右反転のスイッチがあります。
カメラを上から宙づりする時に非常に重宝します。
反対側はmicroSDカードスロットで標準で32GBの物が付いてます。
カード性能はコチラ
読込が90MB/s、書込が30MB/s出てるのでオマケの割に高性能ですね。
本体をUSB接続すると大きな音で「チャラララーン」と鳴り、録画が自動で開始されます。
映像のプレビューや再生、設定はスマホのアプリ方行います。
アプリは純正の「DVR-N3」と社外品の「RordCam」が使え、「DVR-N3」は「GooglePlay」や「App Store」に無い、いわゆる「野良アプリ」なので自己責任です(笑
追記:「DVR-N3」、GooglePlayとApp Storeに登録された模様。
付属説明書のQRコードをスキャンすると下記に飛びます。
「DVR-N3」
・Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.oneed.dvr.googlen3&hl=ja&gl=US
・iPhone https://apps.apple.com/jp/app/dvr-n3/id1455959410
「RordCam」
・Android https://play.google.com/store/apps/details?id=com.lg.aroadcams&hl=ja&gl=US
・iPhone https://apps.apple.com/cn/app/roadcam/id1119500688
スマホから接続すると大きな音量で「端末が接続されました」と喋り、電源をオフ又はUSBケーブルを抜くと「ピピピ」と、目覚まし時計のような大きな音がします。
かなり大きな音なのでクルマの中なら良いですが屋外でバイクやチャリでは周囲がビックリすると思います(笑
電源投入と同時に録画中となり、アプリ内で「ムービーアイコン」を押すと録画が停止し、もう一度押すと録画が開始されます。録画中は本体LEDが赤・緑と交互に点滅、アプリ内はプレビューの左上で赤いマークが点滅するので分かり易いです。
本体とアプリが接続中は赤と緑が交互に点滅します。
録画中は緑が点滅。
電源のON/OFFはUSBケーブルからの電源供給でON/OFFが切り替わりますが、本体裏の丸いボタンを長押しでも出来ます。(常時通電の環境では長押しでON/OFFが出来る感じですね)
本体にはバッテリーは内臓されてなく、電気を貯めておくコンデンサが内蔵されてるようで、USBケーブルを抜くと貯めてある電気で動画を保存してからシャットダウンするようになってます。
アプリについて
スマホのWiFiをONにして「CVR_I6_****」のアクセスポイントに接続します。
デフォルトのパスワードは「12345678」です。
まずは「DVR-N3」から導入。
アプリを立ち上げるとこのような画面になります。
一部の端末では起動時に横画面になりレイアウトが下記のように崩れますが、
プレビュー画面右下の動画をフルスクリーンにするアイコンを押して全画面にしてから戻る(◀)を押せば縦画面になります。
設定画面
設定は上から
・Gセンサー(感度:無効・低・中・高)
・録画解像度(1920x1080 27.5fps、1280x720 27.5fps)
・フリッカーレス(50Hz、60Hz)
・SOS上書き(ON/OFF)
・ループ録画(1分、2分、3分)
・音声録音(ON/OFF)
・ボリューム(0~9)
・日付スタンプ(オフ、日付、日付+型番)
・タイムラプス駐車監視(オフ、1fps/s、2fps/s、5fps/s)
・タイムラプス駐車監視時間(オフ、12時間、24時間)
・初期化
・カードフォーマット
・パスワード
・ファームウェアバージョン
・APPバージョン
となります。
音量が0~9の10段階選べます。
0にするとブザーや音声が一切ならなくなります。
1でもかなり大きな音がしますので0で良いと思います。
また、0以外だと常に端末から「シー」と言うスピーカー音が微細に聞こえます。
動画に埋め込まれるタイムスタンプはアプリと接続された時にスマホの時間と同期して更新してくれるそうです。
録画のプレビュー画面
何故かサムネイルが出ませんでした。
プレビュー画面中は録画を停止するようです。
次に「RordCam」
起動画面
中央の丸いアイコンをタップすると起動します。
プレビュー画面
設定画面
・無線LANパスワード
・駐車監視
・録音品質(1080p60、1080p30、720p60、720p30)
・写真の解像度(3MP、2MP、1.2MP、VGA)
・露出補正(EVN200~EVP200の13段階)
・ホワイトバランス(オートのみ)
・レコーダーのフォーマット
・ソフトウェアバージョン
純正アプリではないので「項目はあるけど反応しない」と言うのがあるカモです(笑
初期は純正の「DVR-N3」は野良アプリでしたが、現在は「GooglePlay/App Store」どちらでも公開されてるので多少はセキュリティリスクは下がったのではないかと思います。
実際の映像(再圧縮なしでそのまま投稿)
山手線の上野~御徒町間を撮影してみました。
2021年 春に撮影。
広角140度のレンズなので広々撮影できますね。
さすがドラレコ。
録画された形式はH.264/MP4、
動画は可変ビットレートのようで、同じ時間撮影しても若干異なります。
1280でも1920でも容量は劇的には変わらず、
テレビ画面を1分録画した物では、1280が62MB、1920では69MBでした。
(上記の電車動画は3分で190MBでした)
音声は共にモノラル、MP4A/AAC、16bit、72bpsでした。
本機に唯一不満点を挙げるなら3点で、1つは「miniUSB」である事。
そしてもう1つは「常にWiFi電波を出してるのでその分、発熱するのと電力を食う」のでカメラの上下左右反転切り替えスイッチの他にWiFiのON/OFFスイッチがあれば良かったと思います。
そして最後は動画のMP4形式ですが、音声形式が特殊なのか、一部の編集ソフトだとうまく読み込めない事。
10年以上前のソフトですが「TMPGEnc 4.0 XPress」ではうまく読み込めません。
現行の「TMPGEnc Video Mastering Works 7」では問題なく読み込めます。
総評
実売価格4~5000円とコスパに優れ、アプリで設定が出来、広角高画質なドラレコ、リアとは言わずメインカメラとしても十分使えるクオリティなのでオススメですよ!