かわにょぶろぐ

ガジェットとフィギュア中心のレビューブログです。(2014年末より以前の記事は他のSNSで書いてたものを手動で書き写してます🤤)

3万円程で買えるハイエンド級スマホ「Motorola Edge 50s Pro」に買い替えたのでレビュー!

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■買い替えの動機

昨年の梅雨に5年ぶりにスマホを買い換えましたが、

新品1万円半ばで買える鬼コスパなスマホ「Xperia Ace III」に買い替えたのでレビュー!
最初の内は挙動サクサクで「ポケモン GO」や「どうぶつの森 ポケット」を入れても割と快適動作してましたが、秋くらいに常駐系アプリを幾つか入れた途端にビックリするほど動作が重くなってしまい全く使い物にならなく。

常駐系アプリの1つは銀行のアプリで、銀行の都合でスマホ連携が必須になってしまったので消すに消せない。

仕方なく「ポケモン GO」や「どうぶつの森 ポケット」などのゲームをすべて削除しましたが、それでもアプリ起動は1つまで、2つ目を起動するとメモリ不足で戻った時に再読み込みをしてしまうので、例えばTwitterで何か書いててブラウザからテキストやURLを持って来ようとすると再読み込みして書きかけの文章が消し飛びます(笑

必要最低限の「電話」として使うならメモリ4GBで事足りるようですが、常駐系アプリを幾つか入れてるとアプリによっては想像以上にメモリを食ってしまい使い物にならないようですね…。

電池の減りも今までより勢いがあり(常駐アプリがCPUをじわじわ食ってる)、イベントなどの人が多い所(電波消費が大きくなる)に出かけて帰って来た頃には、特に何も弄ってないのに40%前後になる事もあって、まだ購入して1年ですが買い換える事に。

まさかスマホがメモリ4GBで足りなくなるとは思ってませんでした(笑

最新機種だとAndroidOSも多くメモリを食うハズなので最低でも6GB、推奨で8GBは必要っぽいですね。

もくじ

■買い替え候補

スマホは以前から「3万円くらいまでの機種を数年おきに買い換え」と言うコンセプトで買ってるので、今回も3万円くらいの予算感で「メモリ8GB以上」を探します。

まず調べた中でいちばん評判が良かったのはモトローラの「moto g64 5G」
昨年(2024年)夏モデルでAnTuTuスコアは約50万点、特に不満点はないですね。

価格comのランキング上位にはオッポの「Reno11 A」も入っており、発売時期は「moto g64 5G」と同じ。
AnTuTuスコアは約61万点でスペックを見比べると「moto g64 5G」の上位互換と言った感じ。

ただ、実勢価格が「moto g64 5G」よりも5000円~1万円ほど高いのでAnTuTuスコア以外の価値が見出しにくい(笑

表は左右に
スクロール出来ます
Motorola
moto g64 5G

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OPPO
Reno11 A

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OS Android 14 ColorOS 14
(based on Android14)
CPU MediaTek Dimensity 7025 MediaTek Dimensity 7050
AnTuTuベンチマーク 495,000 615,600
NAND 128GB
メモリ 8GB
microSDカード 対応
画面サイズ 6.5型 IPS 6.7型 有機EL
画面解像度 2400x1080 2412x1080
リフレッシュレート 120Hz
輝度 非公開 900nits
カメラ 《メインカメラ》
約5000万画素(F値1.8)
光学手ぶれ補正(OIS)
《インカメラ》
約1600万画素(F値2.4)
《メインカメラ》
①広角:約6400万画素(F値1.7)
②超広角:約800万画素(F値2.2/画角112°)
③マクロ:約200万画素(F値2.4)
《インカメラ》
約3,200万画素(F値2.4)
オーディオ ステレオスピーカー
イヤホンジャックあり
モノラルスピーカー
イヤホンジャックなし
NFC おサイフケータイ対応 おサイフケータイ対応
接続 USB-C(USB2)
バッテリー容量 5000mAh
急速充電 30W 67W
重量 177g
認証機能 指紋認証、顔認証
防水防塵 IP52 IP56
発売時期 2024年6月
価格帯
※2025年梅雨現在
3万円 3.5~4万円

次に今年(2025年)に入ってからはシャオミが「POCO M7 Pro 5G」と言う「moto g64 5G」の対抗機種をリリースして同じ価格帯でストレージ容量が倍の256GB、AnTuTuスコアは計測サイトでこそ若干低い46万点であるものの、同じCPUの上位バージョンを採用してるので計測方法の問題だと思います。

予算外になりますが今年(2025年)に入ってシャオミが出した鬼コスパスマホ「POCO X7 Pro」と言うものがありまして、こちらは予算から2万円高い約5万円にはなるものの、AnTuTuスコアが166万点と完全にハイエンドスマホの数値で、この価格でこの数値はまず出せないからゲームをするユーザーの間で大人気のようです。

表は左右に
スクロール出来ます
Xiaomi
POCO M7 Pro 5G

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Xiaomi
POCO X7 Pro

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OS Xiaomi HyperOS 1.0 Xiaomi HyperOS 2
CPU Dimensity 7025-Ultra Dimensity 8400-Ultra
AnTuTuベンチマーク 466,500 1,660,000
NAND 256GB
メモリ 8GB
microSDカード 対応 未対応
画面サイズ 6.67型 有機EL
画面解像度 2400x1080 2712x1220
リフレッシュレート 120Hz
輝度 2100nits 3200nits
カメラ 《メインカメラ》
約5000万画素(F値1.5)
光学手ぶれ補正(OIS)
200万画素 被写界深度カメラ(F値2.4)
《インカメラ》
約2000万画素(F値2.2)
《メインカメラ》
①5000万画素(F値1.5)
光学手ぶれ補正(OIS)
②800万画 素超広角(F値2.2)
《インカメラ》
2000万画素(F値2.2)
オーディオ ステレオスピーカー
イヤホンジャックあり
ステレオスピーカー
NFC NFC対応
接続 USB-C(USB2)
バッテリー容量 5110mAh 6000mAh
急速充電 45W 90W
重量 190g 196g
認証機能 指紋認証、顔認証 指紋認証、顔認証
防水防塵 IP64 IP68
発売時期 2025年4月 2025年2月
価格帯
※2025年梅雨現在
3万円 5万円

そんな中、買い替え候補の中で気になる点がありまして、シャオミのスマホは設定画面などで「広告が出る」そうです。※設定すればオフに出来る模様

以前、中国の電子機器メーカーHuawei(ファーウェイ)が安全保障上の問題でアメリカから締め出されて今も締め出されっぱなしですが、上で挙げた「シャオミ」も「オッポ」も「Android」を自社独自のOS「OPPO ColorOS」や「Xiaomi HyperOS」に書き換えてリリースしているのでユーザーが知らぬ間に情報を抜くことが懸念されるので、ちょっと避けたい感じがあります。

参考
やはり危険な中国製通信機器...中国製スマホに暗号資産を盗むアプリ!中国製太陽光発電に一斉停電可能な遠隔操作装置搭載!|竹田恒泰チャンネル
そうなると「Android」の状態のままな「モトローラ」一択になってきます(笑

モトローラーはアメリカの会社ですが、モバイル部門をLenovoが買収したので中華スマホと言ってしまえばそうなんですが、まだ信用できる方かなと思います(笑

もう少し端末を調べてるとモトローラの「motorola edge 50 pro」と言う機種のメモリ容量を12GBから8GBに下げたソフトバンク版(50sが発売してて、コチラが現在3万円ちょっとで買えると言うので興味津々。

表は左右に
スクロール出来ます
motorola
edge 50s pro

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OS Android 14
CPU Snapdragon 7 Gen 3
AnTuTuベンチマーク 820,000
NAND 256GB
メモリ 8GB
microSDカード 未対応
画面サイズ 6.7型 有機EL
画面解像度 2712x1220
リフレッシュレート 144Hz
輝度 2000nit
カメラ 《メインカメラ》
①約5000万画素(F値1.4)
光学手ぶれ補正(OIS)
②約1300万画素超広角 (120°)マクロ(F値2.2)
③約1000万画素望遠 3倍光学ズーム(F値2.0)
光学手ぶれ補正(OIS)
《インカメラ》
約5000万画素(F値1.9)
オーディオ ステレオスピーカー
イヤホンジャックなし
NFC おサイフケータイ対応
接続 USB-C
(USB3.1、DP1.4)
バッテリー容量 4500mAh
急速充電 125W
ワイヤレス10W
重量 186g
認証機能 指紋認証、顔認証
防水防塵 IP68
発売時期 2024年7月
価格帯
※2025年梅雨現在
3.2~3.5万円

AnTuTuスコアは昨年買った「SONY Xperia Ace III」の倍以上を叩き出してて82万点。
同じくらいの価格なら「motorola edge 50s pro」一択だろうと言う事で買ってみました。
(5月のGW明けくらいからレビュー記事書いてましたが公開する前に新機種(Edge60s)発表されてしまった😇)

■motorola edge 50s pro外観

Motorola Edge 50s Pro 紙箱

内容物一式
Motorola Edge 50s Pro 一式

ソフトバンクモデル限定の「バニラクリーム」カラーをセレクト。
Motorola Edge 50s Pro 外観

カメラがゴツいですね…。
Motorola Edge 50s Pro 外観
Motorola Edge 50s Pro 外観

底面にSIMスロットがあります。
Motorola Edge 50s Pro 外観
Motorola Edge 50s Pro 外観

表側:製品名の通り液晶画面が「エッジ(湾曲)」してます。
Motorola Edge 50s Pro 外観
Motorola Edge 50s Pro 外観
Motorola Edge 50s Pro 外観
Motorola Edge 50s Pro 外観
実はエッジディスプレイが不安材料で購入を躊躇してました。
画面が湾曲してると液晶保護ガラスが貼れません。

重量は188g
Motorola Edge 50s Pro 重量
公表値より2g重いけど何だろう(笑

■付属充電器

125W充電に対応したACアダプターが付属します。
Motorola Edge 50s Pro 125W USB充電器

重量は155gで結構重いけど、普通に100W級のUSB-C充電器を買うと6000円以上するのでこれが無料で付いて来るのは驚きを隠せません。

Motorola Edge 50s Pro 125W USB充電器 重量

出力は、
Motorola Edge 50s Pro 125W USB充電器
5.0V=3A(15W)
9.0V=3A(17W)
15V=3A(45W)
20V=5A(100W)
20V=6.25A(125W)

で出力されますが、このACアダプターと付属のUSB-Cケーブルを使用し「edge 50 pro」の設定で「急速充電を有効」をONにしないと125W充電されない仕様との事です。(独自の125W急速充電技術「TurboPower」)

他のケーブルを使用した場合はそのケーブルの最大出力か「20V=5A(100W)」が最大上限のようです。

先日購入した出力表示が出るUSB-Cアダプターを間に挟むと約97Wで充電されたので普通に怖いです(笑
Motorola Edge 50s Pro 充電消費電力

電力表示が出来るUSB-C変換アダプタを購入。ひと目で何ワット出力されてるか分かるので便利。
「19分で0%を100%までフル充電」を謳いますが、数分でスマホ本体が超高温になるので個人的には急速充電は無効で良いと思います。
(付属の充電器を使うと高速充電でスマホが熱くなるので20w以下の充電器でゆっくり充電してます😇)

■歴代のスマホ

歴代Androidスマートフォン

新しい順で
「motorola edge 50s pro」
   ↓↓
「SONY Xperia Ace III」
   ↓↓
「ASUS ZenFone Max Pro M1」
   ↓↓
「HUAWEI P9 lite」
   ↓↓
「SHARP AQUOS PHONE ZETA SH-06E」
   ↓↓
「SONY Xperia mini」
の順に買い換えてます。

※写真ではAQUOS PHONEとXperia miniの順が逆になってます。

Xperia miniとAQUOS PHONEはPoketWiFiのデータSIM(電話はPHS)運用してて「P9 lite」の間に「iPhone SE」を1か月ほど使ってましたがOSが慣れずAndroidに戻って来てます(笑

直近の機種比較。
歴代Androidスマートフォン
「ZenFone Max Pro」から小振りになった「Xperia Ace III」ですが、老眼には厳しかったです(笑

「edge 50s pro」は「ZenFone Max Pro」より大きく見えますが横幅がスリムになったので実質同じくらいのサイズ感だと思われます。

■起動の儀

ではいざ起動!
Motorola Edge 50s Pro 起動

セットアップは「元のスマホを目の前に置いて双方でペアリング」するとすべての設定や写真・動画などをコピーしてくれる機能が新しいAndroidにはあるようで非常に便利です。
Android 機種変 引っ越し コピー
(暗めの撮影ブース内でどちらも最大輝度で撮影してるけどXperiaがとても暗く感じる)


ただ、40GBくらいで半日以上掛かると出たので(無線転送だから仕方ない)いったんキャンセルして、必要最低限の設定だけをコピー設定して転送。

元のスマホはmicroSDに写真・音楽・動画を格納してるのでPCに一度コピーして新スマホに有線USB接続した上でコピーした方が全然早いのです。
(特に「Edge 50」はUSB-CがUSB3.1なので)

ホーム画面と2ページ目、そしてアプリ一覧。

Motorola Edge 50s Pro ホーム画面
余計なものはあまり入ってない印象です。
(NETFLIXやYahoo、softbank系アプリは全部削除または無効にします)

ロックの解除は「PINコード入力」の他に「顔認証」と「画面内指紋認証」があります。
Motorola Edge 50s Pro 指紋認証
やや画面の下の方に指紋センサーがあり使いにくいカモと思ってましたが、実際に使うとストレスになる事はありませんでした。
今まで使用して来た機種でいちばん指紋認証スピードが速いカモ。

■ベンチマーク

「AnTuTu」スコア
Motorola Edge 50s Pro AnTuTuスコア フレッシュレート自動
774,640点

ディスプレイ設定でフレッシュレートを「自動」から「144Hz」に変更した結果
Motorola Edge 50s Pro AnTuTuスコア フレッシュレート144Hz
801,997点

全てのアップデートファイルを適用後に同じく「144Hz」で走らせた結果。
Motorola Edge 50s Pro AnTuTuスコア OSアップデート後  フレッシュレート144Hz
834,330点

「3DMark」の初期状態とアップデート後
Motorola Edge 50s Pro 3DMark OSアップデート前
初期:5,409点

Motorola Edge 50s Pro 3DMark OSアップデート前
最新:5,307点

こちらは若干下がりましたね。

「Geekbench6」の初期状態とアップデート後
(スクショミスでマルチの採点しかありません💦)
Motorola Edge 50s Pro Geekbench6 OSアップデート前

初期:3,533点

Motorola Edge 50s Pro Geekbench6 OSアップデート後
最新:3481点


こちらも若干下がった模様。

AnTuTuはスコアが上がったけど他は何故か下がりました🥲

ただ、基本性能が良いのでこの程度のダウンは誤差の範疇かと思います。
(ローエンドスマホでアップデート後にスコア下がると割と致命的だけどミドルハイクラスなら問題ない)

■各種アップデート

スマホはOSをアップデートするとWindowsと同じように動作が重くなる傾向にあります。
特に型落ちの機種になるとその傾向は顕著です。
なので前機種「Xperia Ace III」では意図的にアップデートを無視してましたが「motorola edge 50s pro」は基本性能が良いので上のベンチマークの通り現段階での最新までアップーデートを行いました。
Motorola Edge 50s Pro OSアップデート
Motorola Edge 50s Pro OSアップデート
細かなアップデートの他にAndroidのバージョンが14から15へ変わりました。

■買い換えて良かった点

「Xperia Ace III」はdocomoモデルなので顔文字の一部が「ガラケー絵文字」に強制変換されて非常に使い勝手が悪かったですが、softbankモデルなのでSIMフリーと同じように標準の顔文字が表示されるのが地味に嬉しかったです。
Android 絵文字

買い換えたタイミングで「ドコモ絵文字」の提供終了がアナウンスされたけど、

2025年の夏モデル以降の機種で随時対応っぽいので「Xperia Ace III」には関係のない話でしたw

■カメラ

カメラアプリに関してザツクリとレビューします。

メイン画面
motorola edge 50s pro カメラ設定

上部にフラッシュのON/OFF、画像補正のON/OFF、タイマー、アスペクト比の切替、設定があり、
下部上段はマクロ、超広角、標準、2倍(デジタル)、3倍(光学)と、右端のアイコンでフィルター効果選択、
中段はモード切替で左から「スローモーション」「動画」「写真(オート)」「ポートレート」「プロ」「スキャン」「詳細」
下段は左が写真一覧へ、中央がシャッターで右がインカメラ・アウトカメラの切替。

設定一覧。
motorola edge 50s pro カメラ設定
基本的に書かれてるまんまですが、一部補足していきます。
「ショット最適化」はAI処理をして色味や画質を大幅に向上させます。
(ただしAI処理なのでディープフェイクのような画像になる場合があるそうです)
「Googleレンズ」で撮影するとそれが「何処なのか」「その商品は何なのか」などを調べられます(Google画像検索の上位版みたいなもの)

■カメラの解像度や画質設定

motorola edge 50s pro カメラ設定
このスマホの唯一不満点はココです。
解像度は一切変更できず、画質のみ選択できます。

適当に撮った1枚、16:9で標準だと「5.9MB」高画質だと「6MB」でした。
解像度は16:9で「4096x2304」、4:3で「4096x3072」、1:1で「3072x3072」でした。
(16:9で3倍光学は3648x2052、超広角は4208x2366)
1ファイルが大きくSDカード非対応なので写真をたくさん撮るとすぐに埋まってしまいそうですね💦

カメラアプリのメイン画面上部「画像補正」設定から色味を自動補正するか選べます。

motorola edge 50s pro カメラ設定
ここを有効にすると「いい感じ」に色味調整してくれますが動作が激重です(笑

モード切替で1つ左にスワイプすると「動画」を撮れます。
motorola edge 50s pro カメラ設定
動画画面で上からスワイプすると動画の設定が上のように現れます。
フレームレートを「30fps」か「60fps」で選べます。

動画の解像度は「FHD」か「4K」で「4K」は「60fps」で撮れません。
また「FHD」でも「60fps」だと「HDR10」で撮れません。
「30fps」なら「4K」で「HDR10」で撮る事も出来ます。

動画は上部メニューが「ライト」「ナイトビジョン」「手振れ補正設定」「解像度」「設定」になります。
「手振れ補正設定」は右から「無効」「アダプト型 手振れ補正」「水平ロック」で本機の手振れ補正はなかなか強力でして、コンデジ(Canon PowerShot G9 X Mark II)に搭載されてる光学手振れ補正とは雲泥の差でした😲(動画レビューは下の方に有ります)

カメラのモード切替で1つ右にスワイプすると「ポートレート」モードになります。
motorola edge 50s pro カメラ設定
一眼レフなどでよく使われる焦点距離単位で撮影出来ます。

もう1つ進むと「プロ」モードになります。
motorola edge 50s pro カメラ設定
マニュアルフォーカス、ホワイトバランス、シャッター速度、ISO感度、露出補正が弄れます。一眼レフのマニュアル設定ですねこれ😲

そして画面上部に「JPG」の文字…。
motorola edge 50s pro カメラ設定
もしかして…とタップするとまさかの「RAW」データ書き出し対応!

motorola edge 50s pro カメラ設定
もうコンデジ要らないのでは…(困惑

もう1つ右の「スキャン」は書類などを撮ると文字起こししてくれる機能ですが割愛。
最後に「詳細」を押すとこのように機能を選べます。
motorola edge 50s pro カメラ設定
機能豊富すぎる…(笑

■シャッター音

世界では「日本と韓国だけはカメラのシャッター音が消せない仕様になってる」模様ですが、最近は完全には消えないものの控えめのシャッター音の機種ばかりだからあまり気にしてませんでしたが、(今までの機種では12年前の「AQUOS PHONE」以降は静かでした)「motorola edge 50s pro」はソコソコ大きな音でシャッター音が鳴ります。

motorola edge 50s pro カメラのシャッター音がデカい
下部のスピーカーを指で塞げば控えめになると思いきやステレオスピーカーなので上の受話部分からもカシャ!っと鳴り殺意が沸きます(笑

昔のガラケーのような激しい音はしませんが、静かな所で撮影やスクショは悪目立ちすると思います。
このスマホの数少ない欠点の1つですね。

■写真サンプル

秋葉原周辺を撮影して来ました。
(いずれも「はてなブログの仕様上」最大の横1200ピクセルにリサイズ、タップして拡大表示推奨)
全て三脚を使わず手持ち撮影です。

■高級コンデジとの比較

まずは普段使いの高級コンデジ「Canon PowerShot G9 X Mark II」との比較でヨドバシアキバ。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「motorola edge 50s pro」ヨドバシアキバ。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「Canon PowerShot G9 X Mark II」秋葉原駅前広場
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「motorola edge 50s pro」秋葉原駅前広場
motorola edge 50s pro 写真サンプル
どちらも「オート」で「motorola edge 50s pro」の方は「自動色調補正」と「AI最適化」を有効にしてます。

色味としてはコンデジの方が良いですが「motorola edge 50s pro」は「自動色調補正」でパキッとした色味になる傾向ですね。

■カメラレンズごとの比較

次に「motorola edge 50s pro」はカメラが「標準高画質」「光学3倍」「超広角」の3つが搭載されてるのでそれぞれで撮って比較します。

まずは標準レンズで夕方のヨドバシアキバ。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル

次に上記を原寸でトリミングしたもの。

標準レンズ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル

場所を変えて夕方の秋葉原駅前広場。

標準レンズ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル

上記を原寸でトリミングしたもの。

標準レンズ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル

そして夜の秋葉原駅前広場。

標準レンズ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル

上記を原寸でトリミングしたもの。

標準レンズ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

光学3倍
motorola edge 50s pro 写真サンプル

超広角
motorola edge 50s pro 写真サンプル


全体的に想像以上に高画質で驚きを隠せません

ヨドバシアキバの壁のタイル調を感じられるし秋葉原駅の緑の看板の文字も読み取れ、全体的にノイズ感はかなり少ない。この小さいレンズで撮れてるのが不思議です。

スマホでズーム撮影をするとデジタルズームになるから画質が悪くなりますが、本機は光学3倍ズームレンズを搭載してるので高画質に撮影できるのも想像以上に使い勝手が良いです。

特に驚いたのが「夜景」で、手持ちのコンデジで「夜に三脚を使わずオートで撮影」をするとISO感度が上がりまくりザラザラの写真になってしまいます。
設定を変えてザラザラを解消しようとISO感度を大幅に下げると今度はボケボケの写真に仕上がりますが「Motorola Edge 50s Pro」は、

メインカメラには5000万画素 OmniVision製の「OV50E」(1/1.55インチf/1.4)、
3倍光学カメラには1000万画素 Samsung製の「S5K3K1」 (1/3.94インチf/2.0)、
超広角カメラ(120°)には1300万画素 SK Hynix製の「HI1336」 (1/3.0インチf/2.2)がそれぞれ搭載との事で、この辺は「小さいながらも感度の良いセンサー」「カメラのソフトウェアが非常に優秀」なんだと思います。
※2倍ズームに関しては標準レンズでデジタルズームをしてるので撮影サンプルには含みませんでした。

■色調の自動補正とAI処理の有無

幾つかのシーンで「自動補正」や「AI処理」を入れた場合と無効にした場合を撮り比べました。

まずは「夜の秋葉原駅前広場」で「補正+AI処理」なし。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「AI処理」のみ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「補正+AI処理」
motorola edge 50s pro 写真サンプル


次に「夜のUDX歩道」で「補正+AI処理」なし。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「AI処理」のみ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「補正+AI処理」
motorola edge 50s pro 写真サンプル

最後に「UDXの歩道から夜の秋葉原駅ホーム」で「補正+AI処理」なし。
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「AI処理」のみ
motorola edge 50s pro 写真サンプル

「補正+AI処理」
motorola edge 50s pro 写真サンプル

未処理でも十分キレイで、夜景のサンプルだと「補正」を入れてもほとんど違いが判りませんでした(サンプルが悪かったw)
「補正」+「AI処理」を入れた写真では全体的に明るさを持ち上げてくれる傾向でした。

■動画サンプル

上のスチル写真と一緒に動画も撮影して来ました。
撮影条件は手持ちでかなり雑に持って歩き撮影です。

設定はフルHDで昼は30fps(60fpsにし忘れ)、夜は60fpsでHDRは無効(設定忘れ)
「アダプト型 手振れ補正」を全編有効にしてます。

motorola edge 50s pro 手持ち歩き撮影の手振れ補正感度(東京 秋葉原駅前 昼と夜)

動画の最後に同時に撮影した「Canon PowerShot G9 X Mark II」との比較を並べて載せてますが、センサーサイズは明らかに「G9X」の方が上ですが「Edge 50s Pro」の方が鮮明で手振れもあまりしてないのが分かります。
※「G9X」は光学手振れ補正を有効にしてます。

また、手振れ補正の影響なのか一部の看板のLEDがチラ付く傾向がありました。
これは一長一短ではありますね。

■電力設定をカスタマイズしてバッテリー持ちを良くする

Android OS バッテリー設定

本機と言うより新しいAndroidの標準機能だと思いますが、設定の「バッテリー」で
「過充電の防止を活用する」にチェックすると充電が最大で80%に制限されて、バッテリーの劣化を抑えてくれる機能があります。

Android OS 過充電の防止

ただ、これは前の「SONY Xperia Ace III(Android13)」にも同じ機能はあったものの
スペックが低い端末でで常駐アプリが複数立ち上がってるとCPU使用率が高くバッテリーの減りも早くなるので80%運用はなかなか厳しかったです(笑

本機はスペックに余裕があるのでこの機能に加えて意図的にパフォーマンスを下げてバッテリー持ちを良くさせます。

設定の「バッテリー」で「バッテリーセーバー」を有効にし、
Android OS バッテリーセーバー
1つ戻って設定の「バッテリー」で「バックグラウンドアプリを管理する」を有効にし、
Android OS バックグラウンドアプリを管理する

「常に許可する」は本当に許可する必要があるアプリのみに絞り、「スマート利用」の中から常駐の必要が無さそうなアプリを探します。

例えば定期的にニュース情報を拾ってくる「SmartNews」は裏で動いてほしくないので「許可しない」画像加工アプリ「Foodie」なども加工時以外は必要ないので「許可しない」にしておきます。

Android OS バックグラウンドアプリの設定

逆にリプライやDMの通知が来ないのは困るので「TwitterX」は「スマート利用」ポケモンGOなどの位置情報で通知が来るアプリも「スマート利用」にしてます。

Android OS バックグラウンドアプリの設定
(問題があれば「常に許可」に設定して下さい)

このような感じで調整するとアプリのバッテリー使用量が激減するのでオススメです。
Android OS バッテリーの使用状況

■総評

価格からすると圧倒的なパフォーマンスで素晴らしいスマホです。

ここでは紹介してませんがUSBC-HDMIケーブルで液晶ディスプレイに接続すると画面のミラーリングの他にスマホをPCのように扱えるデスクトップモードを搭載するなど多彩な機能も有してます。

ただ、エッジ(湾曲)ディスプレイの利点はあまり無く、画面の端が湾曲してるので端の方に映るコンテンツが見にくい問題があります。湾曲部分は色味も変わりますし。

また、湾曲部分には「ガラスフィルム」を貼れないので日本のメーカーからは一切発売してなく、一部の中華メーカーが出してはいるものの上手く貼れないモノばかり。

液晶保護はガラスではなく昔ながらのTPUフィルムでかつ「湾曲対応のもの」が貼れますが、エッジ部分も保護となると貼るのがかなり難しいようで商品レビュー欄はだいたい荒れてます(笑

スマホケースも「エッジ部分まで保護するフィルム」だとケースと干渉してフィルムが剥がれる場合が多いので人を選ぶスマホだと思います。

次回記事では「スマホケース」と「液晶保護フィルム」の内容を公開しますが、エッジディスプレイは「ケースを使ってフィルムを諦める」か「フィルムを貼ってケースは諦める」の二択になりそうな雰囲気なので各メーカーはエッジタイプ出すの辞めた方が良いと思います(笑

終始「エッジ」だけが最大の難点なのでそこが大丈夫なら買って損はないスマホですよ😉

【続き】

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