一昨日の記事の追記です。
このLexar製 MicroSDXCカード 512GBモデルのAmazonレビューに
「512GBと言う事でしたが、容量表示は460GBでした。ファイルコピーしてたら途中でコピー出来なくなった」と言うレビューに100人以上が「参考になった」とされてますが、落ち着けと(笑
容量
まず、Googleで例えば「500GB 実質容量」のようにググるとグーグル先生が教えてくれますが、実際に使える容量は記載容量より約1割少なくなります。
記載容量 | 実質容量 |
8GB | 約7.45GB |
16GB | 約14.9GB |
32GB | 約29.8GB |
64GB | 約59.6GB |
128GB | 約119.2GB |
256GB | 約238.4GB |
512GB | 約476.8GB |
1TB | 約931GB |
これは、人間は「1TB=1000GB(10進数)」と捉えますが、コンピューター上では「1TB=1024GB(2進数)」なので、そのズレが原因です。
そのほかに、メディアを使える状態に「フォーマット」するとその領域も容量を食うので更に少し減ります。
なので上のレビューの人が言ってる「512GBなのに460GB」は合ってます。
ファイルエラー
そしてファイルが読めなくなった原因はですが、SDカードやSSDなど、フラッシュメディアは「書き込み可能回数」と言うものが存在します。
なので、長年使っていたり、書き換え頻度の高い「ドライブレコーダー」などで使用していると「書き込めなくなる」事はあります。
次に(Amazonレビューで言われてるのはコチラですが)SDカードやmicroSDカードは、あの小さなチップに超高速書き込みをするためかなり発熱します。
そして、HDDやSSDのように大きくなく、冷却機構もないのですぐにオーバーヒートしてしまい速度低下、場合によってはファイルのエラーや破損をしてしまいます。
(破損しないように発熱時は、速度低下させて発熱を減らすようには出来ていますが、あまり熱くなると破損します)
ファイルのエラーが起きないようにするためには「長時間連続でファイルを書き込まない」事が重要です。
また、1ファイルが大きいものよりも、小さいファイルが何千・何万の方が書き込みエラーが出てしまう場合が上がるので、何回かに区切ってコピーすると改善されると思います。
(SDカードなどは、細かいファイルを何千・何万と一度に書き込む事を想定した作りではないです)
※発熱の問題以前にSDカードの性能が悪い場合もあります(^^
microSDカードを冷やしながら書き込み出来れば速度低下はかなり防げそうですが、カードリーダーがプラスチック筐体に覆われてたりするので現実的には難しそう。
Sandiskさん、カードの両面がヒートシンクに追われたアルミ製カードリーダー出して下さい(笑
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無知は罪だなと思う訳です…orz
これで星1つけられるとか地獄かな?
— Kazuto Kusama(草間 一人) (@jacopen) 2020年1月28日
さすがにメーカーに同情するわ pic.twitter.com/JR8Vc5ByEA