「KATOやTOMIX純正のような《1つのLEDを照明板で拡散》するタイプ」ではない「LED粒が幾つもあるタイプの室内灯」は新幹線のような「小窓が多いタイプ」の車両ではLEDの粒が窓枠に反射してしまう違和感がありました。
そこで前回はTOMIXの新幹線を「LEDテープライト」から均一に光る「COB(LED)テープライト」化しましたが、前回記事でKATOのN700Sを導入したので今回はこちらをCOBテープライトで自作室内灯を作って参ります。
作り方のベースは(KATOの集電機構以外は)前回のTOMIX編と同じなのでTOMIX編も併せてご覧下さい。
自作室内灯を「COB LEDテープライト」で作成する方法。TOMIX編
必要な材料

購入したのは前回同様に、
・COBテープライト
・ブリッジダイオード
・抵抗
・プラ板(目盛り付き)
と、
・集電金具KATOタイプ用
・銅板
になります。
■COBテープライト
『COBテープライト』はAmazonに幾多もありますが、BTF-LIGHTING製はCRI>90で発色がバツグンで、LEDテープのカットも12.5mm間隔なので扱い易いです。
ブリッジダイオード
『ブリッジダイオード』は線路から来た電流のプラスとマイナスを一定方向に調節するICです。
抵抗
線路から来ている電力が12Vで今回使うLEDテープは5Vなので『抵抗(1/4)』で電圧を下げます(12VのテープLEDでも良いですが発熱の問題があるので個人的には推奨しません)
また、抵抗値(220R)を調節してLEDテープの明るさを暗くします。
プラ板
目盛り付きプラ板はテープライトを固定するために使用。
N700Sは高さがキツキツだったので0.3mm厚を使用してます。
銅板
銅板で室内灯側の端子を作成します。
集電金具
集電金具は「銅板」でも作れますが手間なのでカネで解決します(笑
20個入で10両分、税込700円ちょっとなので1両辺り70円ちょっとですね。
LEDテープライトを切る前に
前回作成したTOMIXのW7系は先頭車を除きすべての車両が同じ長さで同じ向きの室内灯でしたが、KATOのN700Sは車両毎に室内灯の金具を入れる場所が前に有ったり後ろに有ったりします。

(この車両では左側の車両が右手に、右側の車両が左手に金具挿入口があります)
窓のない部分が多い車両もあるのでブリッジダイオードがその部分に来るように調節すると良いと思います。
室内灯の作成
まずはブリッジダイオードの端子の表記が「~」となってる側へを軽く折り曲げて
縦1cm、幅0.5cmくらいに定規とカッターでカットした銅板をはんだでくっ付けます。
はんだでくっ付けた後はハサミで写真のようにさらに小さくカットして(右)車両のサイズに調節します。
実際に車両にはめ込んでサイズを確認しながらカットして下さい。
次に幅1cmでカットしたプラ板に車両幅でカットしたテープライトと同じ長さでカットしたものに貼り合わせます。
「銅板を取り付けたブリッジダイオード」の銅板が車両の金属接点に当たる位置を確認してからCOBテープライトの端の方をカッターで軽くえぐり、

光が拡散する黄色い樹脂をはぎ取ります。
(抵抗と抵抗の間にあるチップはLEDです、これは削って消灯させる事が出来ますが、左右の抵抗をカットすると周辺が通電しなくなる(周囲が消灯する)ので注意して下さい)
はぎ取った周辺の両端をマスキングテープでも構わないので絶縁して、
テープライトとブリッジダイオードに書かれた「+-」が合うようにして、先ほどのブリッジダイオードを両面テープで固定して
このようにテープライトにはんだで取りつけます。
抵抗のない方の金属棒は抵抗の余った部分を使ってます。
余計なダボをカット
KATOのN700は屋根裏にダボがありテープライトをうまく搭載できません。
そこで写真のように切れ味の良いニッパーでカットして下さい。
えぐるようにカットすると屋根裏ごともげるカモなので気を付けて下さい。
また、車両間の穴から室内灯の光が漏れるので写真のように黒いマスキングテープで塞ぐのを推奨します。
けっこうギリギリまでライトが来るので車間から光が漏れやすいのです。
室内灯を装備したN700S
1号車
2号車
3号車
4号車
5号車
6号車
7号車
8号車
9号車
10号車
11号車
12号車
13号車
14号車
15号車
16号車
先頭車
後部者
最後に
全ての車両で昼白色(4000k)のLEDを採用してますが、8~10号車は座席の成型色が
暖色系なので電球色のような色合いになってます。
今回作成にあたり幾つかの抵抗(100Ω、180Ω、220Ω、330Ω)を試しました。
最終的に180Ω。
TOMIXと異なりKATOの車両は窓ガラスパーツに色が付いてる事が多くTOMIXより明るい(抵抗値が低い)抵抗を使わないと暗くなりやすいです。
ただ、新幹線はボディがホワイトで成型色に近いので真っ暗にすると全体から光が漏れてしまいます(笑
そこで最大光量の場合に「若干光漏れしてるけど明るくて気にならないレベル」として今回は「180Ω」をセレクトしてます。
気になる場合は「220Ω」の方が無難ですが、ガラスパーツに色が乗ってるので若干暗めに室内灯が光る感じになります。
今回、チラ付きを抑える電解コンデンサーを搭載してませんが、高性能なBTF-LIGHTING製テープライトなのでレールや車輪が相当汚れてない限り滅多にチラ付きません。
TOMIXに比べると集電金具の形状の問題でKATOの自作室内灯を作る難易度が高めですが是非チャレンジしてみて下さい!
また、若干端折っている工程もあるので、前回のTOMIX版や前々回の5V編も併せてご覧下さい
自作室内灯を「COB LEDテープライト」で作成する方法。TOMIX編
続・鉄道模型の室内灯を自作してみる~5V編~
2024/02/29

BTF-LIGHTING COB FCOB LEDテープライト 






